スラムを変える手押し車授業

世界を変えるテレビで紹介

●エフレンのスラムを変えた手押し車授業

フィリピン・マニラに住むエフレン・ペニャフロリダは、

16歳の時にスラムの子を貧困から救う慈善団体

DTC(ダイナミックティーンカンパニー)を設立

キッカケはギャングへの復讐

 

スラムは治安が悪くギャングやストリートチルドレンで溢れていた

貧しい家庭で生まれたエフレン

貧困からギャングになる幼馴染や友達は周りに大勢いた

頻りに仲間に誘うギャングたち

家は貧しかったが何とか学校だけは行かせてもらっていた

いつかはこの暮らしから抜け出す…そんな思いで日々勉強に明け暮れていた

 

だが仲間にならないエフレンをギャングは目の敵に

時には殴るけるの暴力も…ギャングの執拗なイジメ

ギャングに復讐をしたい…そして一つの答えに辿り着く

ギャングのいない世界を作ればいい

ある日、エフレンは友人に声をかけ、教科書やノートをかき集めていく

ボロボロの手押し車でスラムに運んだ

時間帯は子供たちが親の手伝いから解放される土曜日の昼間を狙った

「学校に行けないみんな、勉強をしよう。読み書きや算数 教えるよ」

しかし元々学校に行っていない子供たちは、

勉強への意識が低いため興味を持ってくれない

そこでエフレンは問題に正解した時に

お菓子などをあげる事で参加する子供を集めた

お菓子をくれると口コミで広がり、参加する子供は増え続け、

多い時には30人もの子供たちが集まった

教える内容は小学校低学年で習う読み書きや算数

最初はお菓子目当てだった子供たちも

次第に学ぶことの楽しさに気付いていった

 

現在も手押し車の授業は続けていてエフレンを支えるスタッフは100名

手押し車も70台まで増えた

活動はフィリピン国内にとどまらず、ケニア、

インドネシアの貧困地域で手押し車の授業を行っている

授業をはじめて12年目のとなった2009年、活動が認められエフレンは、

CNNが選出する人道的な活動家に与えられるCNNヒーローズを受賞

 

「教育は世界を変えられると思っています。勉強すれば自分も変われるし家族も友達も変えられる。少しでもいい世界に変えていくのが僕の夢です」

 

実は貧しかった戦後の日本でもスラム街があり、

学生が子供たちに勉強を教えるセツルメント運動があったという

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2 thoughts on “スラムを変える手押し車授業

  1. Avatarトレイシー

    あたしもこの手で世界を変えたい!
    大人になったら、
    エフレンさんみたいに
    勉強出来ない子供達に勉強をさせてあげたい!

    返信
  2. Avatar池永章

    手押車教室のフィリピン、エフレンペニャフロリダ氏の日本講演会を7月3日に開きます。
    「エフレン 講演会」で検索ください。よろしければ、講演会情報を拡散していただけませんか?

    返信

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