額には伊勢志摩をかたどったトレードマーク
伊勢志摩の観光と平和を守るご当地ヒーロー
商工会議所で働きながら
週末はイセレッドに変身する澤村哲弥は当時を想い出す
●観光戦隊イセシマンを創った2人の高校生
イセシマンが誕生したのは、30年前
自主製作映画を撮るために作ったキャラクター
当時は伊勢神宮をモチーフにした鳥居がトレードマーク
デザイン画にはすでに観光戦隊イセシマンと名付けられていた
このキャラクターを作ったのが
当時高校1年生だった澤村と小林君という同級生
高校卒業後、東京へ出ていた小林さんが久しぶりに地元に戻ってきた
31歳になって再会した2人
その場所は病院、小林さんは31歳の若さでガンに侵されていた
病床の小林さんが、こんな言葉を残した
「町が廃れていくのを見ると子供たちの未来が心配で仕方ないんだ…」
そのわずか数日後、小林さんは他界
澤村は、とにかく何かしたい…と小林の分まで伊勢志摩を盛り上げたい!
思い出したのが2人で作ったイセシマンだった
2003年、澤村はたった1人でイセシマンのホームページを開設
最初は伊勢志摩の歴史深い街並みにそぐわないと批判を受けたが、
それでも伊勢志摩の子供たちの笑顔の為に活動を続けた
そして2010年、伊勢志摩観光コンベンション機構から表彰された
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