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ウルグアイ、第42代大統領:ホセ・ムヒカは、護衛が嫌いで謙虚で気さく

 

豪華な豪邸で40人ものスタッフを使うのは無駄だと、

妻と愛犬と一緒に田舎のボロ家に住んでいる

 

給料の9割を社会福祉に寄付してしまい

残りの1割、10万円ほどで生活している

 

国会へノーネクタイ、スクーターで出かけ、警備員に制止された事も

大統領になってからもめくり上げたズボンとサンダルで過ごした

「ネクタイは政治家が嘘を吐き出さないためにするものだから必要ない」

 

政府専用機を持っていないので、メキシコの専用機に相乗りしたことも

 

●ヒッチハイク

ジェラルド・アコスタさんは、

職場が遠く会社の定期バスで片道100㎞の道を往復していた

その日はIDカードのトラブルで工場に入れず、帰るバスさえ無くなった

そこでヒッチハイクを思い立つも、誰も停まらない

車に嫌われて2時間過ぎたくらいの頃、1台の車が停まった

運転手らしき人物がドアを開けてくれた

後部座席に乗り込もうとしたら大統領の妻の顔が見えた

そして助手席に座っていたのは、ムヒカ大統領だった

「どこまで行くんだい?」大統領は気さくに話しかけてきた

 

●感動のスピーチ

2012年6月20日 リオで開かれた国連の会議、

ムヒカ大統領のスピーチが世界に感動を与えた

 

私は皆さんに問いかけます。

もしもドイツ人が1世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、

この惑星はどうなるのでしょう?

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか?

なぜ私たちはこのような消費社会をつくってしまったのですか?

現代に至っては人類がつくったこの大きな勢力を

コントロールしきれていません

逆に人類がこの消費社会にコントロールされているので

私たちは発展するために生まれてきているわけではありません

 

幸せになるために この地球にやって来たのです

発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません

愛情や人間関係 子供を育てること 友達を持つこと

そして必要最低限のものを持つこと これらをもたらすべきなのです

 

貧乏とは少ししか持っていないことではなく限りなく多くを必要とし、

もっともっとと欲しがることである

 

●別の一面

ゲリラ組織ツパマロスに加入、ゲリラ活動に従事する

ツパマロスと治安組織の抗争の激化、

労働組合や職人組合の政治経済への反発といった時代のもと数々の襲撃

誘拐にたずさわる中で、ムヒカは6発の銃弾を受け、

4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験

1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監

出所後ゲリラ仲間と左派政治団体を結成

命をかけた社会主義者の一面もある

 

2015年2月27日、ウルグアイ:ムヒカ大統領が5年間の任期を終え退任した

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●タリバンに撃たれた少女:マララ

パキスタンの一部では、女性が教育を受ける事に

反対するイスラム過激派のタリバンの影響が強い

 

学校を標的にした爆破テロが頻繁に起きていた

 

マララはブログに現状を綴った

“タリバンが女子生徒に学校登校禁止令を出したから学校に行くのが怖いわ”

 

するとブログは徐々に有名になり、

マララの元に取材やスピーチの依頼まで来るように

 

テロの標的とされる危険性があったにも関わらず、

マララは意見を堂々と主張し続けた

 

しかし2012年10月9日、タリバンのテロリストに襲撃され、

マララは頭に銃弾を撃ち込まれた

弾丸は左眉の下から首を通って背中に留まっている

緊急手術が行われた

頭蓋骨を一部除去し、代わりにチタン製の板を埋め込む大手術

1週間後、マララの意識は戻り、一命を取り留めた

しかし顔面神経が損傷し顔にマヒが残った

 

このニュースは世界中を駆け巡り、多くの人から激励の声がマララに送られた

リハビリを続けること半年、マララは後遺症を乗り越え、笑顔を取り戻した

 

2013年7月、国連の舞台に立ち、世界に訴えた

「1人の子供、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます」

全ての子ども、女性が教育を受ける権利を訴えたスピーチに

会場からはスタンディングオベーション

 

タリバンが怖いか?との質問に彼女は

「怖くはありません。彼らに出来るのは人を殺す事だけです。私を殺したとしても体だけしか殺せない。私の活動は止められない。銃は人を殺すだけですがペンは命を与えます」と話した

 

 

2014年、史上最年少でノーベル平和賞を受賞

「この賞は、ただ部屋にしまっておくためのメダルではない。終わりではなく、始まりに過ぎない」と表明

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