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・ビールスタンド重富:広島県広島市中区銀山町10-12
店内は10名しか入れない小さな立ち飲みビールバー
店主の重富寛(しげとみゆたか)さんが、こだわって注ぐ生ビール
1杯500円で、1人2杯まで
「壱度注ぎ」もちっとした口当たりの泡の昭和の泡
「参度注ぎ」もちっとした口当たりの泡の昭和の泡と柔らかい口当たりの平成の泡のブ
レンド
「弐度注ぎ」注ぐのに5分もかかる
10年かけて考案した「重富注ぎ」クリームのような泡
注ぎ方で変化する味わいを楽しむため、店で出すビールは1種類だけ
営業時間が17時~19時までのたった2時間だけ
食べ物は一切なく、持ち込みも禁止
 
2時間しか営業しないのは、
「この店を0次会として位置付けてほしい」
富重さんの本業は、老舗の酒屋
近所の飲食店に支えられてきた
ビールバーを長時間営業することは、周辺の飲食店の客を奪うことになる
考えた末に思い付いたのが、17時~19時までの営業
「私は残りの人生、この街に恩返ししていきたい」
 
酒屋の創業者である重富さんの祖父:博さんは、
初めて広島に生ビールを持ち込み広めたことで知られる人物
当時、日本は瓶ビールが主流で生ビールなど
ほとんどなかった時代に本場ドイツ人技師から
生ビールの管理法や注ぎ方の技術を習得
酒屋の一角で客に振る舞っていた
その後、乳の台でバーは閉めたモノの重富さんは、
再び美味しい生ビールで広島を元気にしたいとビールバーを開いた

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