佐々木裕美を救った亡き夫からの贈り物

佐々木裕美は、女子王座位決定戦の出場経験もあるトップボートレーサー

小学4年生の時、ボートレース徳山に連れて行ってもらい憧れを抱いたのが、

ボートレーサーを目指したきっかけ

高校卒業後、念願のボートレーサーとしてデビュー

2004年、同期のトップレーサー:坂谷真史と結婚

長男:凱くんが誕生、幸せだった

佐々木は、優しい夫を「国宝」と呼んでいた

2007年2月26日、佐々木は山口で女子日本一を決める戦いを翌日に控えていた

一方 住ノ江ボートレース場の坂谷は、レース中 事故に遭う

享年26、若すぎる死だった

突然訪れた夫との永遠の別れは、佐々木の心を空っぽに

佐々木はこれで引退する、誰もがそう思った

 

そんな彼女のもとに届いたのは、亡き夫からの贈り物

生前 夫が作った息子の名前入りの横断幕“ないす凱💛佐々木裕美”

事故で亡くなったその日に、佐々木がいたレース場に届いたという

横断幕は佐々木に内緒で作られていた

 

「私が一人になっても頑張れるように、というつもりじゃなかったと思うんですけど、そういう風に捉えてしまします」

 

2007年10月13日、夫の事故死から8か月後、

ボートに乗ることすら無理だと思われていた佐々木がレースに復帰

その復帰戦は、愛する夫が亡くなったレース場をあえて選んだ

2008年7月17日、夫の地元 福井ボートレース三国、三国女子リーグで優勝

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