少年」タグアーカイブ

世界を変えるテレビで紹介

●自分が描いた絵本で親友を救う少年:ディラン

アメリカ・ロサンゼルス、ディラン、幼馴染のジョナとは大の仲良し

「チョコレートバー」は2人の間だけで通じる独特の言い回しで

「最高」という意味で使っている

実は、ジョナは自由に食事がすることが出来ない身体

ジョナが患っているのはIB型糖原病という病気

体内にグリコーゲンが異常に蓄積し、極度の低血糖や肝臓障害を引き起こす

そのため血糖をコントロールしなければならず、

コーンスターチを水に溶かしたものを日に7回、胃に直接摂取しなければならない

この病気の解明はまだ進んでおらず、研究には莫大な費用が必要だった

自分と同じものが食べられない親友:ジョナの病気に日々胸を痛めていたディラン

 

ある日、「僕 ジョナの病気が治るように寄付がしたいんだ」

「寄付するってお金はいったいどうするんだい?」

「僕が本を描くんだ。それでその売り上げを寄付するんだよ」

自分で描いた絵本の売り上げを病気を研究する機関に寄付し、

1日でも早く治療法を見つけてもらう事で辛い生活を強いられるジョナの救いたいと思った

早速 絵本を描き始めたディランは、その日のうちに16ページの絵本を描き上げた

はじめは6歳の我が子が描いた絵本を微笑ましい気持ちで読んでいた母は、

感極まって泣いてしまった

そして同じく絵本を読んで感動した父の提案で絵本を製本し、

学校で行われるバザーで売る事に

絵本のタイトルは「チョコレートバー」

チョコレートバーを付けて値段は2000円

6歳の子供が病気の親友の為に自分で描いた絵本を売っている噂は、

あっという間に会場に広がり、20冊の絵本は3時間で完売した

数日後、大手書店で販売会を開催することに

この騒ぎを聞いたテレビ局3社も取材

250人以上が来店し、店内は大盛況となった

このニュースは世界中を駆け巡り、世界43カ国から絵本の注文があるという

“ディズニーランドに行きたいな 行けたらとってもチョコレートバーだね”

…と続き、“そして友達を助けたいな それが最高のチョコレートバーだね”

絵本の最後には、“この本を友達のジョナに捧げます お金は全部ジョナ・ポーナザリアンGSD基金に寄付されます 助けてくれてありがとう”

決して上手くない拙い文字で綴られている

 

寄付も加わり、総額80万ドル(約8000万円)以上を

全てフロリダ大学研究チームに寄付している

(2914)

スポンサード リンク
スポンサード リンク