ウェディングプランナーが泣いた結婚式

タカトシの涙が止まらナイトで紹介された

●ウェディングプランナー:大和田浩子さんが泣いた結婚式

「家族の持つエネルギーとかすごいなと実感した1日でした」

2013年4月14日…

「1週間後に病院で結婚式を挙げたいと思ってるんですが…可能でしょうか?」

それは15年付き合っている新郎:鈴木善久と新婦:鈴木麻耶からの依頼

麻耶さんの父親はガンを患い、入院中で余命宣告を受けていた

 

新婦の父:貞臣さんは大学院の研究室にいた時に

アルバイトできた由美子さんと出会い、大恋愛の末に結婚

長女:麻耶さんと長男をもうけ、

一度もケンカした事がない仲睦まじい夫婦だった

しかし15年前、麻耶さんが短大生の時に母:由美子さんがガンで他界

それ以来、男手一つで2人を育てる事になった父

母亡き後も父は全く落ち込む様子もなく、高校に通う長男の弁当を作り、

明るい前のまま父親として子供たちに接してきた

そんなある日、「由美子…」亡き母の名を呼ぶ父の寝言だった

 

そんな父が脳のガンに侵され入院

家にいると心配で眠れなくなる日々が続いた麻耶さんは、

病院に泊まり込むことにした

1ヵ月間、父の面倒を見ながら会社に通う生活が続いていた

入院して1週間で危険な状態が続いて、その後、少し体調が戻った

結婚式をやるなら今しかないと思い、大和田さんに連絡

「家族だけで慎ましくやりたいと思ってるんです」

結婚式まで1週間、ドレスの衣装合わせ、ヘアメイクの打ち合わせなど

急ピッチで準備が進められていった

「花束贈呈の音楽は希望ありますか?」

「サタデーナイトフィーバーを使いたいんです。父と母の初めてのデートで観た映画で、思い出の曲みたいで」

 

そして2013年4月27日 結婚式当日…

父の体調面や他の患者の迷惑を考慮し、

病院内で結婚式を挙げる事に難色を示していた医者やナースも

麻耶さんの想いに胸を打たれたのか、

病室の向かいの小さな部屋を着替えやヘアメイク用に貸してくれた

 

そして父の病室に新郎新婦が入場

「娘の花嫁姿を見たい」という最後の父の願いを叶えた

父を泣かせるつもりが、父の姿を見た途端、

麻耶さんの方が感激し泣いてしまった

父はベッドから起き上がる事も出来ない状態にも関わらず、

全ての力を振り絞って手を叩いていた

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